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臨床報告
腹直筋血腫の3例
著者: 平井和雄1 田中真澄1 長島雅子1 常見修平1 松本眞一1 梅原誠2
所属機関: 1堀川病院外科 2国保精華町病院外科
ページ範囲:P.853 - P.856
文献購入ページに移動急性腹症とは,急激な腹痛を主徴とする腹部疾患の総括的呼称であり,一般に緊急手術が必要とされるが,開腹手術の適応とならない類似疾患の鑑別が極めて重要である.
腹直筋血腫(rectus sheath hematoma,RSH)はその1つに挙げられ,古代よりよく知られた疾患であるが,従来その確定診断は主に手術によつていた.しかし近年超音波(US)およびCTスキャン(CT)により術前に診断される例が多数報告されている.
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