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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻7号

1985年06月発行

文献概要

臨床報告

腹直筋血腫の3例

著者: 平井和雄1 田中真澄1 長島雅子1 常見修平1 松本眞一1 梅原誠2

所属機関: 1堀川病院外科 2国保精華町病院外科

ページ範囲:P.853 - P.856

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はじめに
 急性腹症とは,急激な腹痛を主徴とする腹部疾患の総括的呼称であり,一般に緊急手術が必要とされるが,開腹手術の適応とならない類似疾患の鑑別が極めて重要である.
 腹直筋血腫(rectus sheath hematoma,RSH)はその1つに挙げられ,古代よりよく知られた疾患であるが,従来その確定診断は主に手術によつていた.しかし近年超音波(US)およびCTスキャン(CT)により術前に診断される例が多数報告されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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