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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻8号

1985年07月発行

特集 噴門部癌の手術術式—適応と根拠

非開胸術式—私はこうしている

著者: 粟根康行1

所属機関: 1東京都立駒込病院外科

ページ範囲:P.883 - P.888

文献概要

 非開胸術式の一つとして著者らは胸骨縦切開,縦隔経路の手術を9年間に79症例に対して施行した.本術式の適応としては食道に進展のある胃癌(噴門癌)のうち浸潤型で3cm,限局型で4cm未満のものとし,これを越えるものは開胸術式をとることにしている.切除範囲では膵脾合併切除を積極的に行うこと,リンパ節郭清では下部胸腔内リンパ節郭清の意義などを強調した.
 手術成績では1例の直死を除いた症例の5生率は26.4%,治癒切除例のそれは47.2%であつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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