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特集 噴門部癌の手術術式—適応と根拠
文献概要
食道浸潤を伴う噴門癌切除例116例を対象に,臨床病理学的特性を考察するとともに,開腹・胸骨縦切・右開胸の到達経路による切除郭清術式の意義について述べた.根治性の向上には良好な術視野のもとに腹腔内および後縦隔,胸腔内リンパ節のバランスのとれた郭清をはかるとともに,腫瘍口側縁から十分な距離を隔てた食道切除を行うことが重要である.本術式は根治性を目指した切除郭清にとつて合目的性をもつものである.
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