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文献詳細

雑誌文献

臨床外科40巻8号

1985年07月発行

文献概要

臨床研究

胃癌治癒切除後再発例の検討—とくに早期再発死亡例について

著者: 西土井英昭1 木村修1 竹林正孝1 川角博規1 牧野正人1 村田裕彦1 貝原信明1 古賀成昌1

所属機関: 1鳥取大学医学部第1外科

ページ範囲:P.969 - P.973

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はじめに
 胃癌に対する診断技術の進歩ならびに積極的な拡大手術が行われるようになつた現在,胃癌の手術成績は治癒切除術が行われた場合,良好な結果が得られるようになつてきた1).ちなみに,教室における1965年〜1978年12月までの治癒切除例790例(早期癌309例を含む)の5年累積生存率は69.8%に達している.しかしながら,一方では治癒切除術が行われたにもかかわらず,術後早期に再発死亡する例も時に経験するのが現状である.そこで,われわれは教室における胃癌治癒切除後の再発例を集計分析するとともに,とくに治癒切除後1年以内の早期再発死亡例をretrospectiveに検討した結果,その再発形式と原発巣の病理組織学的特徴について若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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