icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻11号

1986年10月発行

臨床報告

Exulceratio simplex(Dieulafoy)の治験例

著者: 久永倫聖1 菊川政男1 越智祥隆1 深井泰俊2 榎木登3

所属機関: 1榛原町立病院外科 2奈良県立医科大学第一外科 3奈良県立医科大学第一病理

ページ範囲:P.1597 - P.1601

文献概要

はじめに
 急性大量吐血を来たす疾患には出血性胃十二指腸潰瘍,食道静脈瘤破裂あるいはMallory-Weiss症候群などがあるが,これ以外にも稀ではあるがExulceratio simplex(以下Esと略す)の存在が指摘される.本疾患は突然の大量吐血として発症し緊急手術を行うことが多く術前診断が困難であり,確定診断は術後の組織学的検索に待たねばならないことが多い.今回著者らは大量の吐血を来たし緊急手術を施行し,Esと診断された1症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら