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文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻12号

1986年11月発行

臨床報告

足関節以下への血行再建術の2例

著者: 桜井恒久1 仲田幸文1 向山博夫2 塩野谷恵彦2

所属機関: 1愛知県立尾張病院血管外科 2名古屋大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1699 - P.1701

文献概要

はじめに
 慢性の閉塞性動脈疾患による下肢虚血に対して,いわゆるlimb salvageのために下腿動脈にまで至る血行再建術を行うことは現在では一般的な術式となつている1).しかし,下腿3動脈がすべて閉塞している場合,足関節を越えて足部に至るまでの血行再建術は従来は手術適応と考えないことが多かつた.最近,我々はこのような下腿3動脈が閉塞していた2症例に対して足関節を越える血行再建を行つたので報告し,同時に末梢下腿動脈への血行再建術,いわゆるdistal tibial bypassにおけるpedal archの意義を文献的に考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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