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文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻12号

1986年11月発行

文献概要

臨床報告

遺残坐骨動脈瘤破裂の1治験例

著者: 佐原達也1 加藤量平1 長谷川恒雄1 内木研一1 数井秀器1 土岡弘通1

所属機関: 1愛知医科大学第2外科

ページ範囲:P.1723 - P.1727

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はじめに
 下肢動脈の発生段階において,胎生3ヵ月まで下肢の血行を担うのは,膀動脈,内腸骨動脈に連続する坐骨動脈であり,これが遣残した例が遺残坐骨動脈である.一般に,浅大腿動脈は未発達で,下腿以下はこの動脈により血行を受けることが多い.本症の臨床例の報告は本邦で約10例と少ない.我々は,遺残坐骨動脈瘤破裂の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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