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文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻13号

1986年12月発行

カラーグラフ 胆道疾患の外科病理・17

膵・胆管合流異常と胆道癌

著者: 武藤良弘1 内村正幸2 浦野健2 岡本一也2

所属機関: 1琉球大学医学部第1外科 2県西部浜松医療センター

ページ範囲:P.1743 - P.1745

文献概要

胆道癌の発生頻度
 発生異常にもとつく膵・胆管合流異常症は胆道癌(胆嚢癌,胆管癌)を高頻度に合併してくる疾患として注目されている.本併に合併する胆道癌の頻度は施設によりかなりのばらつきがみられるが(高頻度の報告は40%),多くは10%〜20%の合併率といえる.
 合併胆道癌のうち,胆道癌と胆管癌といずれがより高頻度に合併してくるかは,1:2の割合で胆管癌が約2倍であると考えられていた.しかし,最近の報告では本症に合併する癌は胆嚢癌が多く,かつ合併率も高くなっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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