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文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻13号

1986年12月発行

文献概要

特集 ストーマをめぐる最近の話題

ストーマリハビリテーション—最近の進歩

著者: 中里博昭1

所属機関: 1愛知県がんセンター外科第3部

ページ範囲:P.1747 - P.1757

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 最近数年間におけるストーマリハビリテーションの進歩は著しく,その第1は装着用パウチと皮膚保護剤など装着用装具や洗腸用具の改良・開発であり,ついでその学問体系の確立と着実な実行,さらに患者会の成長などストーマケアの進歩である,第2は排尿・性機能障害への対策として術式の工夫・改良,さらに器質的なインポテンスなど永久障害に対する処置方法の発達であろう.第3は講習会,研究会など学術集会の活性化による教育とストーマ外来など診療体系の充実である.
 以上の3点につき論及するとともに,将来のストーマリハビリテーションのあり方として経時的な諸要因を考慮したダイナミック・ストーマリハビリテーションの重要性について強調した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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