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文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻4号

1986年04月発行

特集 食道癌手術手技上のポイント

食道再建法のコツ—胃管を用いて

著者: 安藤暢敏1 阿部令彦1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.417 - P.421

文献概要

 胃管を用いる食道再建術は,もつとも平易で標準的である.①③リンパ節郭清を徹底させるためと,十分な長さと良好な血流を保持するために,胃角部より口側の小彎を2ステップで切離し半切胃管を作製する.食道胃管吻合は,器械吻合により端側吻合を行う.すなわち胃管小彎側切離線の先端部よりEEAのセンターロッドを挿入し,対側の穹窿部大彎に小切開を加えロッドを貫通させ,これにアンビルを装着して食道断端に挿入する.縫合不全,吻合部狭窄は極めて少なく,吻合の確実性,均一性などより優れた吻合といえる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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