文献詳細
臨床報告
脾過誤腫の1例
著者: 中川俊一12 西井三徳12 北村純12 子日光雄12 池田弘徳12 田辺賀啓12
所属機関: 1尾鷲総合病院外科 2現,三重大学第1外科
ページ範囲:P.505 - P.508
文献概要
脾原発良性腫瘍は稀な疾患であり,特に過誤腫は早期の臨床症状に乏しく偶然の機会に見いだされたり,剖検によつて発見されることがほとんどである.われわれは,上腹部痛を呈する患者に腹部超音波検査を施行して発見された脾腫瘍に対しCT,血管造影などを施行し,手術にて過誤腫と診断し得た症例を経験したので文献的考察を加えて報告する.
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