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特集 甲状腺癌の診断と治療
この診断法でどこまでわかるか—超音波検査
著者: 横沢保1
所属機関: 1信州大学医学部第2外科
ページ範囲:P.545 - P.551
文献購入ページに移動 近年の超音波機種の進歩は著しく,甲状腺の微細構造の観察が可能となつた.超音波法が触診を含めた他検査に比較して優れていると思われる点は,微小・複数病変の検出,および腫瘍の辺縁・内部構造の描出能力にある.1983年より筆者らは甲状腺癌の症例にリァルタイム法を用いた超音波検査を行つてきたが,この方法が,特に微小癌(≧10mm),微小腺内転移巣検出,嚢胞変性癌の診断に優れていたので報告する.
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