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文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻6号

1986年06月発行

文献概要

特集 外科患者・薬物療法マニュアル Ⅰ.術前・術後管理における薬物療法の実際

小児悪性腫瘍

著者: 牧野駿一1 中條俊夫1 橋都浩平1 上井義之1

所属機関: 1東京大学医学部小児外科

ページ範囲:P.721 - P.722

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 数多くの小児悪性腫瘍の中から,ここでは神経芽腫,ウィルス腫瘍,横紋筋肉腫,Yolk sac腫瘍,悪性リンパ腫について,主として抗腫瘍剤療法について述べる.
 進行性,つまり病期の進展した悪性腫瘍患児に対しては,入院後直ちに手術を施行しようと試みても,外科的に腫瘍切除不能の場合が少なくない.こうした患児に対しては,現在,術前に抗腫瘍剤療法を施行し,腫瘍の縮小を待つて外科的治療を行う待期手術(delayed primary operation)が最近試みられている治療法式である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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