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文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻6号

1986年06月発行

特集 外科患者・薬物療法マニュアル

Ⅱ.救急患者の薬物療法

心肺蘇生

著者: 橋本保彦1

所属機関: 1東北大学医学部麻酔科

ページ範囲:P.724 - P.725

文献概要

□心肺蘇生術中の薬物投与
 心肺蘇生術の基本救命処置(Basic Life Support:BLS)として,気道の確保,人工呼吸,体外心マッサージが行われるが,これらの処置と同時に使用され,心拍再開までに第一に選択されるべき薬品を表1に示す.
 体外心マッサージ中の低心拍出量,換気血流比の異常による低酸素血症は,嫌気性代謝による代謝性アシドーシスの原因となり,救急薬物の効果や除細動に抵抗を示す.したがつて,心肺停止時には一刻も早く100%酸素を吸入させ,組織の酸素化を改善させる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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