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文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻6号

1986年06月発行

文献概要

特集 外科患者・薬物療法マニュアル Ⅱ.救急患者の薬物療法

呼吸困難

著者: 高橋宏1 島崎修次1

所属機関: 1筑波大学救急部

ページ範囲:P.746 - P.748

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 呼吸困難は「息をするのが苦しい」という患者の自覚症状で,表1に示したようにさまざまな原因で起こる.したがつて,まず原因を鑑別し,それに応じた治療を行わなければならない.そのためには種々の検査が必要であるが,特に重要な胸部X線のチェックポイントの例を表2に示した.呼吸困難に呼吸不全(動脈血液ガス分析でPaO2<60 mmHg,PaCO2>50 mmHg,pH<7.20(FiO2=0.21)となり,生体が正常な機能を営めない状態)を合併しているか否かの判断は重要であるが,その鑑別診断その他の詳細については成書を参照されたい.
 ここでは一般的呼吸管理と,われわれが救急の場で遭遇することの多い慢性閉塞性肺疾患(COLD);肺水腫,過換気症候群,仮性クループの治療例をあげる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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