文献詳細
特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅳ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法 7.腎・尿路系
文献概要
□基本事項
1)慢性腎不全を合併した患者の手術は,急性腎不全患者の手術に比べ,まだ比較的安全である.手術の危険性は残存腎機能によつて異なる.筆者らは,①クレアチニンクリアランスが30ml/分以上であれば,一般の患者と同じく手術を行い,②10〜30ml/分では術後透析療法を併用することもあり,③10ml/分以下ではルーチンに血液透析を行いながら,手術を行つている.
2)慢性腎不全合併例の手術の一般的注意としては,時間を短く,必要最小限の操作に限ることである.
1)慢性腎不全を合併した患者の手術は,急性腎不全患者の手術に比べ,まだ比較的安全である.手術の危険性は残存腎機能によつて異なる.筆者らは,①クレアチニンクリアランスが30ml/分以上であれば,一般の患者と同じく手術を行い,②10〜30ml/分では術後透析療法を併用することもあり,③10ml/分以下ではルーチンに血液透析を行いながら,手術を行つている.
2)慢性腎不全合併例の手術の一般的注意としては,時間を短く,必要最小限の操作に限ることである.
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