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文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻6号

1986年06月発行

特集 外科患者・薬物療法マニュアル

Ⅳ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法 7.腎・尿路系

慢性腎不全

著者: 内田久則1 丸茂文昭2

所属機関: 1北里大学医学部外科 2北里大学医学部内科

ページ範囲:P.850 - P.850

文献概要

□基本事項
 1)慢性腎不全を合併した患者の手術は,急性腎不全患者の手術に比べ,まだ比較的安全である.手術の危険性は残存腎機能によつて異なる.筆者らは,①クレアチニンクリアランスが30ml/分以上であれば,一般の患者と同じく手術を行い,②10〜30ml/分では術後透析療法を併用することもあり,③10ml/分以下ではルーチンに血液透析を行いながら,手術を行つている.
 2)慢性腎不全合併例の手術の一般的注意としては,時間を短く,必要最小限の操作に限ることである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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