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文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻7号

1986年06月発行

文献概要

特集 肛門部疾患診療のテクニック

痔瘻手術のテクニック—前処置から後療法まで

著者: 高野正博1

所属機関: 1大腸肛門病センター高野病院

ページ範囲:P.985 - P.993

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 痔瘻の手術には,①病態の理解,②全体像の把握,③括約筋との関係の理解,④症例に応じた術式の選択,が必要である.開放術式は瘻管を全て開放するもので,原発口部の上皮のもぐり込みの切除と創の形を整えること(トリミング)が必要である.瘻管の部分的開放は原発口の近くのみの開放だけ行い,あとの細い瘻管は残しておく.筋肉充填は原発口を切除し,瘻管を筋肉で充填する.瘻管くり抜きは原発口から二次口までをくり抜く.再閉鎖術式は一旦開放した瘻管を閉鎖するもので,実際にはこれらの諸式を症例に応じて採用する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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