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文献詳細

雑誌文献

臨床外科41巻7号

1986年06月発行

特集 肛門部疾患診療のテクニック

痔核手術のテクニック—前処置から後療法まで

著者: 河野一男1

所属機関: 1松島病院外科

ページ範囲:P.999 - P.1003

文献概要

 痔核手術は結紮切除術が普通に行われている.この手術を行うにあたつて根治性を高めるには根部結紮をできるだけ高位で行わねばならない.肛門狭窄を予防し伸展性,柔軟性を保つには皮膚,移行上皮,粘膜を出来るだけ残さなければならない.術後の浮腫,腫脹,治癒遷延等を予防するには皮下組織を十分に剥離し,静脈瘤を含め皮下組織を可及的に摘出しなければならない.その結果生じた皮膚移行上皮,粘膜のたるみは切除しないで縫合,縫縮,縫着等を行い肛門管内に固定する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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