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臨床報告
小骨盤腔を占拠した小腸平滑筋肉腫の2例
著者: 原川伊寿1 蜂須賀喜多男1 山口晃弘1 磯谷正敏1 深田伸二1 石橋宏之1 加藤純爾1 神田裕1 松下昌裕1 小田高司1
所属機関: 1大垣市民病院外科
ページ範囲:P.1079 - P.1083
文献購入ページに移動小腸平滑筋肉腫は,比較的まれな疾患であるが,最近その報告例は増加している.しかし,術前に診断されることは少なく,開腹して始めて診断される場合が多いのが現状である.われわれは,卵巣腫瘍の術前診断のもとに開腹し,小腸平滑筋肉腫の術後診断を得た1例と,術前に小腸平滑筋肉腫と診断した1例で,ともに壁外性に進展,小骨盤腔を占拠し,興味ある画像所見を認めたので報告し,小腸平滑筋肉腫について,若干の文献的考察を加えた.
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