文献詳細
文献概要
臨床報告
潰瘍性大腸炎の術後,空腸に壊死性動脈炎を伴つた1剖検例
著者: 加藤光保1 沢井高志1 京極方久1 伊東正一郎2 望月福治2 斎藤善広2 林哲明2 山崎匡2
所属機関: 1東北大学医学部第1病理学教室 2仙台市医療センター
ページ範囲:P.1221 - P.1226
文献購入ページに移動潰瘍性大腸炎(以下UC)は,その病因として免疫異常も考えられている疾患であるが,合併症として血管炎を伴つたとする報告は少ない.今回,われわれは重症のUCで死亡した患者で,剖検時空腸に壊死性動脈炎を認めた症例を経験したので,その成因について,若干の考察を加えて報告する.
掲載誌情報