icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻1号

1987年01月発行

文献概要

特集 今日の肺癌治療 '87

術後補助療法の現況—化学療法の立場から

著者: 澤村献児1 森隆1

所属機関: 1国立療養所近畿中央病院外科

ページ範囲:P.53 - P.57

文献購入ページに移動
 肺癌術後成績の向上を阻むものは術後再発,特に遠隔転移で.その制圧には化学療法が必要と認められながら,従来の試みは無効であつた.
 最近小細胞癌に対する化学療法の進歩に伴い,術後化学療法の効果が確認され予後も飛躍的に改善した.非小細胞癌にも有効性が見られだし,今後に希望がもてるようになつた.しかし副作用も強く術後化学療法の研究は,今後に残された大きな課題である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?