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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻1号

1987年01月発行

文献概要

特集 今日の肺癌治療 '87

術後補助療法の現況—免疫療法の立場から

著者: 三谷惟章1 島津久明1

所属機関: 1鹿児島大学医学部1外科

ページ範囲:P.59 - P.64

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 肺癌の術後補助療法としての免疫療法の効果を我々のOK-432を用いた成績ならびに文献成績から検討した.免疫療法は比較的早期の肺癌に対しては有効であり,その効果は薬剤.投与経路および投与量よりもむしろ投与期間に関係が深いと考えられる.一方,進行肺癌に対する効果は賛否両論があり,現状では断言できない また非手術例に対しては免疫療法による延命効果は期待されない.免疫療法の効果をより高めるためには至適投与の基礎的な検討が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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