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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻1号

1987年01月発行

文献概要

特集 今日の肺癌治療 '87

術後補助療法の現況—放射線療法の立場から

著者: 高木巌1 国島和夫1 陶山元一1 篠田雅幸1 横山隆1 住吉健一1 紺谷桂一1 安川浩文1 渡辺浩行1 吉田穣1 森田皓三2

所属機関: 1愛知県がんセンター病院外科第2部 2愛知県がんセンター病院放射線治療部

ページ範囲:P.65 - P.71

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 pN2切除例に対する術後縦隔照射の治療成績をもとに,術後照射の可否を,またパンコースト肺癌不完全切除例に対する術後外照射に密封小線源を併用した治療成績をもとにpT3不完全切除例に対するlocal control率向上への工夫を述べた.
 前者には自験例では無効であり,文献上は賛否両論がある.症例数の多い数施設共同での十分検討されたcontrolled randomized trialが待たれる.
 一方,後者は生存率の向上はみられていないが,全例腕神経叢症状の消失がみられ,quality of lifeの向上に有用であつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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