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文献概要
特集 癌術後follow upと再発時の対策
肺癌
著者: 大田満夫1
所属機関: 1国立病院九州がんセンター
ページ範囲:P.1489 - P.1491
文献購入ページに移動はじめに
肺癌の切除術は,癌腫を有する肺葉(ときには2葉,3葉)を切除し,肺門縦隔リンパ節の郭清を行うことであり,確立されている.
ところが,術後合併療法については,いまだに確立された方式がない.ただ絶対的非治癒切除例において,遺残巣に対して放射線治療を行うことにはあまり異論はないようである.また肺小細胞癌に対しては,第1選択の治療法は多剤併用化学療法であり,切除術はadjuvant surgeryとして限られた条件の下で施行される1).切除してはじめて小細胞癌と判つた場合には,かならず強力化学療法を行わねばならない.
肺癌の切除術は,癌腫を有する肺葉(ときには2葉,3葉)を切除し,肺門縦隔リンパ節の郭清を行うことであり,確立されている.
ところが,術後合併療法については,いまだに確立された方式がない.ただ絶対的非治癒切除例において,遺残巣に対して放射線治療を行うことにはあまり異論はないようである.また肺小細胞癌に対しては,第1選択の治療法は多剤併用化学療法であり,切除術はadjuvant surgeryとして限られた条件の下で施行される1).切除してはじめて小細胞癌と判つた場合には,かならず強力化学療法を行わねばならない.
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