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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻10号

1987年09月発行

文献概要

特集 癌術後follow upと再発時の対策

胃癌

著者: 島津久明1 野村秀洋1 高尾尊身1 吉中平次1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1505 - P.1508

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はじめに
 早期癌症例の増加,系統的リンパ節郭清を基本とする標準術式の確立,補助(免疫)化学療法の併用などにより,胃癌治癒切除例の治療成績は近年明らかな向上を示している,しかし反面,治癒切除後の再発も決して稀ではなく,しかもこれらの再発胃癌は,すでに相当に進行した状態で発見されることが多いのが実情である.したがつて,治療成績のさらに一段の向上をはかるためには,有効な補助療法を併用すると同時に,follow upをできる限り綿密に行つて,再発の早期発見と早期治療に努めなければならない.非治癒切除例では,もちろん併用補助療法に頼らざるをえない1).以下に教室の現況を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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