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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻10号

1987年09月発行

特集 癌術後follow upと再発時の対策

膵臓癌

著者: 齋藤洋一1 山本正博1

所属機関: 1神戸大医学部第1外科

ページ範囲:P.1549 - P.1553

文献概要

はじめに
 膵癌では早期発見が難しく,なお切除の対象となる症例が少ないばかりか,切除しえても根治切除の困難性からその外科治療成績は不良である.しかし,最近の画像診断の進歩により小さな膵癌の報告も増加しており,また拡大手術の導入により切除率ならびに治療成績の向上が次第にうかがわれるようになつている.このため膵癌の診療においては,大部分の非根治例に対する対策とともに,根治的に切除されたと思われる症例に対しても術後の注意深いfollow upは特に重要な課題である.本稿では,教室における経験に基づき膵癌術後のfollow upの実際について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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