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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻11号

1987年10月発行

文献概要

特集 Interventional Radiologyの現況

冠動脈狭窄の外科

著者: 外山雅章1

所属機関: 1亀田総合病院心臓血管外科

ページ範囲:P.1601 - P.1606

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 冠動脈狭窄の治療は薬物療法に始まり,その限界に対し,外科治療が導入された.さらにPTCAという少ない侵襲によつて外科治療と同等の治療効果を得ようという試みが急速に広がりつつある.冠動脈バイパス術もPTCAも長所・短所があり,これでなくてはならないという病態は極めて限られている.冠動脈バイパスの長期開存は,内胸動脈の使用により著しく改善しつつあり,手術の危険率も急速に下降してきている現在,PTCAの適応を厳密に設定し,緊急バイパスに至る状態を出来るだけ避けることが肝要である.当分の間,内胸動脈を中心とした冠動脈バイパスとPTCAの比較をしながら治療を進めることが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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