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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻11号

1987年10月発行

臨床報告

肝部下大静脈膜様閉塞症に対するバルーンカテーテルによる裂開術の1経験

著者: 浦口憲一郎1 山名一有1 木下寿彦1 名嘉真透1 平田義博1 明石英俊1 大庭聡1 久能俊昭1 大石喜六1

所属機関: 1久留米大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1729 - P.1733

文献概要

はじめに
 肝部下大静脈閉塞症に対する外科的治療法は直視下手術とバイパス手術が主なものであるが,血栓のみられない膜様閉塞に対しては経静脈性膜様部裂開術が行われているのが散見される.最近われわれは経皮経静脈的にBrockenbrough法1)を応用し,2cm径の食道拡張用バルーンカテーテルを用い,十分な拡張が得られ,3年経過した現在良好に経過している1例を経験したので,若干の考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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