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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻13号

1987年12月発行

文献概要

特集 外科的感染症と抗生物質の選択

新しい化学療法剤の評価と使い方

著者: 相川直樹1 石引久彌1 阿部令彦1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.1897 - P.1904

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 過去1年半の間に15種の新しい化学療法剤が発売となつた.特に注目されるのは,特異な化学構造と抗菌スペクトラムを有するカルバペネム(imipenem),モノバクタム(aztreonam)や,βラクタマーゼ阻害剤のsulbactamの登場である.また,第3世代セフェムにも半減期の極めて長いceftriaxone,抗緑膿菌作用の優れたceftazidime,in vivo効果の優れるcefpimizole,黄色ブ菌にも良好なMICを有するcefzonam,特異な抗菌作用機序を有するcefminoxなど,特徴のあるものが多い,さらに,経口用のペニシリン,セフェム,マクロライド,新キノロンにも改良の加えられたものが臨床応用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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