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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻13号

1987年12月発行

特集 外科的感染症と抗生物質の選択

起炎菌とリムルステスト

著者: 石山賢1 渡辺千之1 市倉隆1 井上暁1

所属機関: 1東京大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1905 - P.1910

文献概要

 リムルステストは患者の流血中エンドトキシンを検出する方法である.本法が陽性となる症例は当然ながらグラム陰性菌感染が最も多いが,その意味は単に起炎菌の診断の範囲にとどまらない,むしろ重症度・予後と相関があり,エンドトキシン血症という一つの実体(entity)を示すものといえる.
 現行のリムルステストはいくつかの改良を要する点を有している.その第一はライセートからfactor Gを除去することであり,第二点は血中インヒビダー除去法の確立である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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