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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻13号

1987年12月発行

臨床報告

乳癌根治術および胸部放射線治療後に遅発した完全房室ブロックの1症例

著者: 西沢直1 鈴木一郎1 小林純1 寺嶋雅史1

所属機関: 1国立千葉病院心臓血管外科

ページ範囲:P.1993 - P.1996

文献概要

はじめに
 心臓は放射線照射に対して影響を受け難い臓器1)であるが,心のう・心筋・冠動脈に関する損傷の報告2-4)はみられる.胸部放射線治療後,刺激伝導系障害が完全房室ブロックに陥り,ペースメーカー移植を要した症例報告5-8)は極めて少ない.
 われわれは乳癌手術後,放射線治療を行い,16年後に完全房室ブロックに陥り,ペースメーカー移植術を行つた症例を治験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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