文献詳細
臨床報告
頸部迷走神経に発生した悪性神経鞘腫の1例
著者: 六角裕一1 円谷博1 鈴木正人1 石井芳正1 土屋敦雄1 阿部力哉1
所属機関: 1福島県立医科大学第2外科
ページ範囲:P.2009 - P.2012
文献概要
Von Recklinghausen病(以下R病と略す)は皮膚および末梢神経に発生する神経線維腫,café au lait spotを主徴とし,骨格系,中枢神経系などに多彩な症候を呈する遺伝性疾患であるが,その合併症の1つとして悪性神経鞘腫の発生がある,われわれはR病に伴つた頸部迷走神経由来の悪性神経鞘腫を経験したので報告し,その臨床像,診断などについて若干の考察を加えた.
掲載誌情報