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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻2号

1987年02月発行

文献概要

特集 外科医が使える形成外科手技

有茎皮弁づくりのコツ

著者: 中島龍夫1 加藤一1 榊原章洋1

所属機関: 1藤田学園保健衛生大学形成外科

ページ範囲:P.167 - P.175

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 有茎皮弁づくりの要点は,皮弁の安全生着のみにとらわれるのではなく,整容面,機能面から納得のゆく結果を得ることにある,そのため皮弁挙上の際のコツとして大事なのは,皮弁の茎として温存する組織の量と皮下剥離の程度および剥離する層であろう.また皮弁の移動に際して生ずる組織の緊張を血行を障害することなく,いかに軽減するか,dog earをどのように修正するか(逆にいかに活用するか)なども重要なポイントとなる,本稿では有茎皮弁として代表的なLimberg flap, subcutaneous pedicle flap,delto-pectoral flapに焦点をしぼり,皮弁のデザイン上の要点,および皮弁を挙上する際の剥離の層,皮弁の茎の温存のしかた,整容面への留意点につき検討を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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