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臨床報告
狭窄型虚血性大腸炎の1治験例
著者: 八木実1 高橋修一1 田崎哲也2 味岡洋一3 畠山勝義4
所属機関: 1新潟県厚生連魚沼病院外科 2新潟県厚生連魚沼病院内科 3新潟大学医学部第1病理 4新潟大学医学部第1外科
ページ範囲:P.255 - P.259
文献購入ページに移動虚血性大腸炎は,近年わが国でも国民年齢層の高齢化に伴い増加すると考えられる疾患であり,報告例の増加により,臨床的.X線学的・内視鏡的・病理学的知見も明らかとなつてきた.しかし,本疾患は,腸管の虚血の期間や程度,病因等により様々に異なつた病態を呈すると考えられ,一過性で経過観察のみで終わる症例も多い.そのため外科的適応となる症例は少ない.今回,われわれは腸閉塞症状をきたし,全周性に潰瘍の形成を認めた稀な狭窄型虚血性大腸炎の1症例を経験したので文献的考察を加え報告する.
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