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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻3号

1987年03月発行

文献概要

特集 消化管のEmergency—穿孔・破裂

穿孔性腹膜炎と細菌性ショック

著者: 玉熊正悦1 望月英隆1 長谷和生1 横山茂1

所属機関: 1防衛医科大学校医学教育部第1外科

ページ範囲:P.291 - P.297

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 上部消化管穿孔では最初hypovolemiaと化学的刺激が,そして晩期はそれに細菌性因子が加わつてショックを招くが,下部腸管穿孔では最初から細菌性因子が前面に出る糞便性腹膜炎を呈して一層高率にショックを合併する.近年相対的に下部腸管穿孔は増加しているが,その実態,腹膜炎による細菌性ショックの機序とその全身管理,主なショック対策やMOFの予防と治療などをまとめた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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