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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻3号

1987年03月発行

特集 消化管のEmergency—穿孔・破裂

消化管穿孔の対策—大腸癌穿孔

著者: 福島恒男1 大見良裕1 大木繁男1 土屋周二1

所属機関: 1横浜市立大学医学部第2外科

ページ範囲:P.331 - P.334

文献概要

 大腸癌穿孔の病態,対策を述べた.発生頻度は1〜7%前後で,直腸癌による穿孔が多い.これまでの成績をみると,手術死亡率は非常に高く,5年生存率は非常に低い.多くは腹膜炎を呈していたり,緊急手術が必要であり,またshock状態のものも多く,まずshock状態の改善をはかる.注腸や内視鏡検査による穿孔,術中穿孔なども起こり得る.丁寧な操作を行つて発生を予防し,術中穿孔は起こつても比較的予後は良好なので十分な切除,洗浄などを行い,癌を残さないように努める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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