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特集 消化管のEmergency—穿孔・破裂
新生児,乳児の消化管穿孔
著者: 大沢義弘1 岩渕眞1
所属機関: 1新潟大学医学部附属病院小児外科
ページ範囲:P.349 - P.354
文献購入ページに移動 新生児消化管穿孔の代表的疾患は胃破裂であり,その予後は不良である.本症の成因には胃内圧の上昇因子の関与が明らかで,一部の症例では予防や予測が可能と推測される.
早期診断,治療により治療成績の向上が期待されるが,発症から長時間経過した症例では敗血症やエンドトキシン血症に陥り今日でも救命が困難である.これに対し新生児では交換輸血が行われ効果を認める症例もあるが,今後,エンドトキシン血症例に対するより有効な治療法の開発が望まれる.
早期診断,治療により治療成績の向上が期待されるが,発症から長時間経過した症例では敗血症やエンドトキシン血症に陥り今日でも救命が困難である.これに対し新生児では交換輸血が行われ効果を認める症例もあるが,今後,エンドトキシン血症例に対するより有効な治療法の開発が望まれる.
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