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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻4号

1987年04月発行

文献概要

特集 頸部腫瘤の臨床 診断と治療の実際

腫瘍性リンパ節腫瘤

著者: 小野勇1

所属機関: 1国立がんセンター病院頭頸科

ページ範囲:P.507 - P.514

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 1)頸部リンパ節の部位の記載は,正確であらねばならない.なぜならば,原発巣により,リンパ節転移の好発部位があるからである.
 2)頸部腫瘤を主訴として患者が来院した場合,常に,悪性腫瘍の転移である可能性を念頭において診察し,むやみにopen biopsyをしてはならない.原発巣探索は,迅速かつ経済的に行わなければならない.
 3)頸部リンパ節転移は,鎖骨上リンパ節を除いて,頭頸部の原発である確率が高い.
 4)頸部リンパ節転移の治療は,根本的頸部郭清術が基本であるが,原発巣あるいは組織診断により選択する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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