文献詳細
文献概要
特集 頸部腫瘤の臨床 診断と治療の実際
腫瘍性リンパ節腫瘤
著者: 小野勇1
所属機関: 1国立がんセンター病院頭頸科
ページ範囲:P.507 - P.514
文献購入ページに移動 1)頸部リンパ節の部位の記載は,正確であらねばならない.なぜならば,原発巣により,リンパ節転移の好発部位があるからである.
2)頸部腫瘤を主訴として患者が来院した場合,常に,悪性腫瘍の転移である可能性を念頭において診察し,むやみにopen biopsyをしてはならない.原発巣探索は,迅速かつ経済的に行わなければならない.
3)頸部リンパ節転移は,鎖骨上リンパ節を除いて,頭頸部の原発である確率が高い.
4)頸部リンパ節転移の治療は,根本的頸部郭清術が基本であるが,原発巣あるいは組織診断により選択する.
2)頸部腫瘤を主訴として患者が来院した場合,常に,悪性腫瘍の転移である可能性を念頭において診察し,むやみにopen biopsyをしてはならない.原発巣探索は,迅速かつ経済的に行わなければならない.
3)頸部リンパ節転移は,鎖骨上リンパ節を除いて,頭頸部の原発である確率が高い.
4)頸部リンパ節転移の治療は,根本的頸部郭清術が基本であるが,原発巣あるいは組織診断により選択する.
掲載誌情報