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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻4号

1987年04月発行

文献概要

特集 頸部腫瘤の臨床 診断と治療の実際

甲状腺疾患

著者: 藤本吉秀1

所属機関: 1東京女子医科大学内分泌疾患総合医療センター外科

ページ範囲:P.515 - P.522

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 甲状腺疾患の頻度はかなり高いが,患者は自覚症状がほとんどないため訴えることが少なく,またこの疾患に関心のない医師は診察時に見逃すことが多い.甲状腺の触診は,要領を会得すれば5秒間ですむ検査であり.これで外科治療を必要とする甲状腺疾患のほとんどすべてが検出される.
 甲状腺に何らかの異常があると分つたとき,甲状腺機能検査,自己抗体の検査,甲状腺の形態学的検査の3方向から検査を行う.今日手術前に病理組織診断までつく時代になつた.
 病名と疾患の進行度が分れば,おのずから治療方針は決まつてくる.あとは上手な保存的治療あるいは上手な外科治療が待つている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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