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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻5号

1987年05月発行

特集 外科医のための超音波応用診断手技

超音波映像下穿刺による消化器疾患の診断と治療—細径針を用いた組織生検と腫瘍内エタノール注入による肝細胞癌の治療について

著者: 江原正明1 大藤正雄1 木村邦夫1 税所宏光1 土屋幸浩1

所属機関: 1千葉大学医学部第1内科

ページ範囲:P.603 - P.611

文献概要

 細径針を用いた超音波映像下穿刺による組織生検および腫瘍内エタノール注入による肝細胞癌の治療について方法及び成績について述べた.組織生検は肝細胞癌の早期診断,とくに画像診断では限界がみられる再生結節との鑑別に不可欠であり,また,膵癌の診断では腫瘤形成型慢性膵炎との鑑別にきわめて有効である.エタノール注入療法は重篤な肝不全例を除く3cm径未満の肝細胞癌に対して適応となり,根治的効果が期待されることを示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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