icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻5号

1987年05月発行

臨床報告

後腹膜に発生したCastlemanリンパ腫の1例—本邦報告205例の検討

著者: 村上義昭1 布袋裕士1 津村裕昭1 河毛伸夫1 中井志郎1 角重信1 増田哲彦1 小浜幸俊2 梶原博毅3

所属機関: 1広島記念病院外科 2広島記念病院病理 3広島大学医学部第1病理

ページ範囲:P.677 - P.683

文献概要

はじめに
 いわゆるCastlemanリンパ腫(以下本疾患と略す)は,1954年にCastlemanら1)が,胸腺腫類似の縦隔腫瘍を,hyperplasia of mediastinal lymph nodesとして発表して以来,欧米では,縦隔を主発生部位として,多くの症例が報告されている2).しかし,本疾患の名称・分類・本態については,今なお,不明の部分が多い.今回われわれは,比較的まれな 後腹膜原発のCastlemanリンパ腫の1例を経験したので,われわれが渉猟しえた本邦における205例のCastlemanリンパ腫症例の統計的検討とあわせて,Castlemanリンパ腫の本態を中心に,文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら