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特集 [施設別]悪性腫瘍治療方針のプロトコール
食道癌治療のプロトコール—九州大学医学部第2外科
著者: 杉町圭蔵1 奥平恭之1
所属機関: 1九州大学医学部第2外科
ページ範囲:P.750 - P.757
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胸部食道癌では手術時すでに高度の外膜浸潤やリンパ節転移を伴つた進行癌が多く,また手術時には術後の肺合併症との関係で手術の根治性にかなりの制約をうけており,外科治療のみで遠隔治療成績を向上させるには限界がある.そこでわれわれは食道癌に対する集学的治療方針を設定し,これに関する一連の研究を行い食道癌治療体系の確立を目指している.ここにわれわれが行つている術前,術中,術後の合併療法プロトコール(図)とその成績,さらに今後の食道癌治療への新しい展望をふまえた問題点などについて述べてみたい.
胸部食道癌では手術時すでに高度の外膜浸潤やリンパ節転移を伴つた進行癌が多く,また手術時には術後の肺合併症との関係で手術の根治性にかなりの制約をうけており,外科治療のみで遠隔治療成績を向上させるには限界がある.そこでわれわれは食道癌に対する集学的治療方針を設定し,これに関する一連の研究を行い食道癌治療体系の確立を目指している.ここにわれわれが行つている術前,術中,術後の合併療法プロトコール(図)とその成績,さらに今後の食道癌治療への新しい展望をふまえた問題点などについて述べてみたい.
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