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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻6号

1987年05月発行

特集 [施設別]悪性腫瘍治療方針のプロトコール

胃癌治療のプロトコール—鳥取大学医学部第1外科

著者: 古賀成昌1 前田廸郎1

所属機関: 1鳥取大学医学部第1外科

ページ範囲:P.763 - P.768

文献概要

はじめに
 近年,胃癌の外科治療成績向上は著しい.その要因として,早期癌症例の増加,進行癌症例に対する広範リンパ節郭清の普及,他臓器合併切除などによる根治性の向上,さらに制癌補助化学療法の進歩の関与などが指摘されよう.胃癌の予後はリンパ節転移と壁深達度に大きく左右されるが,今日でも,なお進行癌が6〜7割を占め,この中には高度の癌進展のため,姑息切除あるいは,切除不能の症例も決して少なくない.したがつて,その治療は癌の進行度,進展状況に対応してなされねばならない.本稿では,われわれの現在の治療方針を示し,それに至る背景と治療成績について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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