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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻6号

1987年05月発行

文献概要

特集 [施設別]悪性腫瘍治療方針のプロトコール

胃癌治療のプロトコール—東京女子医科大学第二病院外科

著者: 榊原宣1 矢川裕一1

所属機関: 1東京女子医大第二病院外科

ページ範囲:P.781 - P.787

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はじめに
 近年,癌の集学的治療ということがいわれ,胃癌においても手術療法に各種の補助療法が試みられている.その一つとして免疫療法が注目されている.
 免疫療法は腫瘍免疫学の進歩に伴い脚光をあびてきた1,2).腫瘍免疫は主に細胞性免疫に関連し,担癌生体ではこの細胞性免疫能が低下していることがわかつた3).われわれもツベルクリン(以下PPDと略)およびPhy-tohemagglutinin(PHA)皮膚反応,末梢血リンパ球のT細胞比,T細胞数,PHA幼若化反応を用い,胃癌患者の細胞性免疫能が低下していること,さらに癌が進行するにしたがいその程度は高度になることを示した4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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