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特集 外科医の触診
文献概要
頸部腫瘤の診断には,正確な病歴の聴取と触診が重要であり,この2つによりほとんど全ての症例の診断が可能であるといわれている.また頸部の解剖,各種腫瘤の好発部位を知ることが診断の助けとなる場合も多い.エコーやX線検査CTなどの画像診断も有用であるが,臨床経過,触診所見が診断の決め手となる.しかしときには良・悪性の鑑別が難しいもの,臨床的に稀な疾患もあり,確診には生検,切除による組織診を行わざるを得ないものもある.
頸部腫瘤の触診のコツは,臨床経過,腫瘤の解剖学的起原,好発部位を参考にして診断を下すことにある.
頸部腫瘤の触診のコツは,臨床経過,腫瘤の解剖学的起原,好発部位を参考にして診断を下すことにある.
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