文献詳細
臨床報告
腎細胞癌に対するSMANCS-lipiodolによるoily-chemoembolizationの経験
著者: 河準奎1 松井道宣1 川本一祚2 金在河2 荻田修平3 三品輝男4
所属機関: 1西京病院外科 2西京病院内科 3京都府立医科大学第一外科 4三品泌尿器科医院
ページ範囲:P.1131 - P.1134
文献概要
Grawitz腫瘍は,血尿・腹部痛・腹部腫瘤のtriasをもつた悪性腫瘍で,早期に血行性転移を来たすとされ,好発年齢は60歳台といわれている.われわれは最近,若い女性に発生した巨大Grawitz腫瘍に,術前poly(styrene-co-maleic acid)-conjugated ne-ocarcinostatin(=以下SMANCS)-lipiodolを注入し根治摘出を施行した症例を経験したので報告する.
掲載誌情報