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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻7号

1987年06月発行

臨床報告

茎捻転を来した後腹膜皮様嚢腫の1例

著者: 金丸洋1 高木正人1 飯田裕1 今井輝子1 笠井恵2

所属機関: 1至聖病院 2東京女子医科大学第2外科

ページ範囲:P.1143 - P.1147

文献概要

はじめに
 皮様嚢腫は,奇形腫の一種であり,その内容に異所性の外胚葉組織が含まれることが特徴である.画像検査で存在診断は容易であるが,稀に悪性例もあるので質的診断は慎重さが必要である.腹腔内の発生例のほとんどは卵巣との関連を有し,その他の臓器からの発生例報告は少ない.今回,われわれは,卵巣と無関係に壁側腹膜と有茎性に連続し,かつ茎捻転を来した後腹膜皮様嚢腫を経験したので文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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