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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻8号

1987年07月発行

特集 いわゆる消化器早期癌の術後再発—その実態と対策

早期の胆管癌の概念と術後成績

著者: 小山研二1 嘉藤茂1 田中淳一1

所属機関: 1秋田大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1207 - P.1213

文献概要

 早期の胆管癌を,深達度が外膜までにとどまるもの(af)と定義した.これは,胆管癌はその占居部位により術式や予後が著しく異なり,予後規定因子も脈管侵襲,リンパ節転移,周囲臓器への浸潤などさまざまであるが,afまでにとどまる症例の大部分はこれら因子が陰性で良好な予後が期待されるからである.また,各種画像診断で術前,術中に診断できる可能性があり,この定義は臨床的意義があると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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