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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻9号

1987年08月発行

特集 乳癌診療のUp-to-date

針生検vs切除生検—適応と手技:切除生検の立場から

著者: 渡辺弘1 金杉和男1 福田護1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学第1外科

ページ範囲:P.1327 - P.1332

文献概要

 画像診断装置の進歩により診断能が飛躍的に向上したとはいえ,乳癌の診断に難渋することがある.乳癌の治療を含めた意味で腫瘤に観血点な接近をする切除生検と細径針による穿刺生検は乳癌診断上重要な位置を占める.本論文では切除生検対穿刺生検,どちらを選択すべきかという基本的な考え方について論じ,次に切除生検の立場からその重要性・有用性を教室のデータより裏付け,さらに切除生検の基本的手術手技について記した.
 切除生検は小さな腫瘤や画像診断で確診を得ないような場合が最も多い適応となり,根治手術に悪影響を及ぼさないような配慮をもつて施行することが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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