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特集 乳癌診療のUp-to-date
有効な化学療法とその実際—手術補助療法として
著者: 野村雍夫1
所属機関: 1国立病院九州がんセンター乳腺部
ページ範囲:P.1357 - P.1362
文献購入ページに移動 現在の乳癌に対する術後補助療法は,少なくともその一部に対して,再発までの期間を延長するようにみえる.しかし,死亡までの期間ないし治癒に対する影響は不明である.この点に関する検討が,治療法,対象群の選定とともに肝要である.補助療法でも,患者のquality of lifeへの配慮が大切であるが,それが有効性を損なう危険性を考慮すべきである.
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