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文献詳細

雑誌文献

臨床外科42巻9号

1987年08月発行

文献概要

特集 乳癌診療のUp-to-date

有効な化学療法とその実際—手術補助療法として

著者: 野村雍夫1

所属機関: 1国立病院九州がんセンター乳腺部

ページ範囲:P.1357 - P.1362

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 現在の乳癌に対する術後補助療法は,少なくともその一部に対して,再発までの期間を延長するようにみえる.しかし,死亡までの期間ないし治癒に対する影響は不明である.この点に関する検討が,治療法,対象群の選定とともに肝要である.補助療法でも,患者のquality of lifeへの配慮が大切であるが,それが有効性を損なう危険性を考慮すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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